地上波デジタル放送の試験放送が始まって、ニュースなどで目にすることも多くなった。
ぐーはテレビはあまり見なくて、NHK総合にチャンネルが固定なので、一般的な意見ではないかもしれないのだけれど、ユーザーとしてデジタル化の必要性がイマイチ感じられない。
デジタル化のメリットは、(番組によっては)高画質、(やはり番組によっては)高音質、データ放送など多彩な機能、などが挙げられる。
一方デメリットは、外付けチューナーを買わなければ現在のテレビは使えない、番組録画に制限がある、など。
まずメリットの方だが、、BSデジタルで実現しているものばかりで特に目新しいものはない。
もしデジタル化にメリットを感じる人が多いならば、BSデジタルが現状のように苦戦することもないだろう。
(BSデジタルは番組がおもしろくないという事情があるのだが)
そしてデータ放送に本当に必要性があるならば、現在の文字放送はもっとポピュラーになっていたはずだろうし、どのご家庭のテレビにもデコーダーが組み込まれたことだろう。
難聴者向けの字幕は別として、そもそも番組を見ているときに画面にほかの情報を出したくなる、というのは、番組の出来に問題があるのではないか?
一方デメリットの方は、まず機材が高いこと。
アナログへの変換はBSデジタルとあまり変わらないので、現在テレビやチューナーはBSと共用のものが売られているのだが、チューナーだけでだいたい5万円ぐらい。
その業界では普及すれば安くなると言っているが、BSと同じく普及しないので安くならない。
ちなみに現在発表されているBSデジタルの普及台数のうちの40%は、CATV局で普通のテレビに変換してあるから家のテレビでも見れる状態、であって、いまひとつ積極的な視聴者ではなさそうだ。
参考:AV Watch 2004年4月9日記事
さらに、番組録画に制限をかけてあって、一度しかデジタル録画できない。
参考:AV Watch 2004年4月5日記事
一見ほとんどの人に影響なさそうだが、HDDレコーダに撮ってあるのをDVD-Rに移したけど読めなかったときとか、複数の番組をディスク1枚に収めたいとか、長い番組のビットレートを変えて保存したいとか、そういうときに突然影響があることに気付くだろう。
個人的な複製を制限する新著作権法にも問題があると思うが、ずばり、現状より不便になる。
ところでなぜデジタル化するかというと、国が周波数帯を他の用途に使いたいために、容量の小さいデジタルに移行させたいからで、そこに以前から視聴者のデータを取ったりコピーさせたくなかったりという、放送局の思惑が便乗した。
それならそれで、受益者である国と放送事業者でチューナーを配ればいいのに、みせかけだけのメリットで(しかも実は不便にしておいて)2011年のアナログ放送終了をチラつかせて、皆様に買ってもらおうという姑息さが気に入らない。
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